BSD(死角検知)の設定

BSD(死角検知)の設定

死角検知システム(BSD)は、以下のChigeeディスプレイモデルでご利用いただけます:

  • AIO-5 Lite
  • AIO-6(リアカメラ取り付け時のみ)
BSDはカメラ映像認識技術を採用しており、追加のレーダーセンサーは不要です。
これにより、取り付けが簡単で、すっきりとした統合された外観を保つことができます。


リアカメラの取り付け

BSDは、後方から接近する車両を検知するためにリアカメラに依存しています。正確な性能を発揮するためには、正しい取り付けが重要です。

ステップ1:カメラの高さ設定

リアカメラを地面から60~90cmの高さに取り付けてください。

ステップ2:カメラアングルの調整

  1. バイクにまたがり、サスペンションを自然に沈ませます。
  2. 設定 > 機能 > BSDに移動し、キャリブレーションラインを有効にします。
  3. 赤いガイドラインがバイクの後方8メートルまで延びるようにカメラの傾きを調整します。

注意:BSDアラートが正確でない場合は、リアカメラのアングルを調整して、後方から接近する車両を直接捉えるようにしてみてください。


BSDパラメータ設定

設定 > 機能 > BSDで設定できます。 ここでアラート感度速度ベースの作動を設定できます。

感度設定

  • 標準:速度が閾値を超え、かつ後方に接近する車両が検知された場合のみアラート
  • :速度が閾値を超えており、検知エリア内に車両がある限りアラートを発動(接近しているかどうかに関係なく)

速度作動設定

  • 常時ON:どの速度でもBSDが作動
  • 20 km/h:20 km/h以上で走行している場合のみBSDが作動
  • 30 km/h:30 km/h以上で走行している場合のみBSDが作動
  • 50 km/h:50 km/h以上で走行している場合のみBSDが作動

⚠️ 注意: トンネルやGPS信号のないエリアに入った場合、BSDが**「常時ON」に設定されていない**と、システムが一時的にBSDアラートを停止することがあります。このような状況では十分注意して走行してください。

精度向上のための微調整

取り付け高さの違いにより、検知精度が変わることがあります。カメラアングルを微調整することで、誤報や検知漏れを減らすことができます。

調整のコツ:

  • 遠くの車両に対する誤報が多い場合 → リアカメラを少し下向きに傾ける
  • 近くの車両でアラートが作動しない場合 → リアカメラを少し上向きに傾ける

最良の結果を得るため、推奨取り付け高さにできるだけ近づけてカメラを設置してください。

⚠️ BSDシステム免責事項

BSDシステムはライディング支援機能として設計されており、ライダーの注意力や安全な運転習慣の代替品ではありません。高い効果を発揮しますが、時折誤検知や検知漏れが発生する可能性があります。

ライダーはBSDのみに依存すべきではありません。常に以下を心がけてください:

  • ミラーをチェックする
  • 頭を向けて死角を目視確認する
  • ウインカーを適切に使用する
  • 走行状況に応じて速度を調整する

BSDは有用な補助システムですが、安全な運転習慣の代替品ではありません



































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